2011年09月05日

高村薫さんの講演会

9月最初の週末は、大型台風が各地におおきな被害をもたらしたようです。
被害にあわれた地域の皆さまに心からお見舞い申し上げます。

ここ大阪でも大変な雨量となりましたが、
9月4日(日)には、大阪文学学校主催・「文学を愛することは深く生きること」
というテーマの高村薫さんの講演会に出向きました。

私は大阪文学学校とは何のご縁もなく、まして文学を愛して深く生きて
いるわけでは全くないのですが、日頃「高村薫好きやわ〜」と言っていたのを
覚えていた友人が、誘ってくれたのです。

高村さんの文章から感じられるイメージ、思慮深く、緻密で冷静、頭脳明晰、
はそのままに、加えて、謙虚さ誠実さを感じるお話ぶりでした。

まず、下手から舞台に出て来られて、演壇に向かう前に客席三方に向かって
深々と頭を下げられました。悪天候のなか集まった客に対しての
誠意が感じられ、「高村薫って怖そう・・・」という先入観は消え去ります。

お話はエンターティメント小説と純文学について、小説を読むこと書くこと
小説という悦楽、等々、なるほどと納得の内容で引きこまれました。

そんな中、印象に残ったことは
「私自身がプロになったと感じたのは照柿を書いたときです。」
「行間に思いを込めた」とのこと。

実は、講演直前、友人と話していたのです。
「照柿」はすごいよね。行間からたたちのぼる空気とか、温度とか、匂い
がある。あんな小説に出合わなくなった。と。

作者の思いと読み手の思いが一致するって、なんか、すごく幸せなこと
ですね。自己満足しつつ、もう一度読みなおそうと思います。

他には
「役に立たない事の積み重ねが、人生を深め、味わいとなる」
これは小説だけに限らず、色んなことに言えますね。
私も役に立たない事を大切に生きていこうと思いました。




posted by 店長 at 15:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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