2009年05月08日

グラン・トリノ

久しぶりに映画を観ました。

クリント・イーストウッド監督、主演の「グラン・トリノ」

朝鮮戦争を引きずりながら、不機嫌に生きる頑固おやじウォルト・コワルスキー

妻を亡くし、周囲と折り合う気もなく、話相手は愛犬ディジィと愛車「グラン・トリノ」だけ。

そんな彼の隣に「ベトナム戦争でアメリカに味方したため、共産主義者に追われた」

モン族の一家が引っ越してきます。

明るく聡明な長女スー、不器用な少年タオ

差別意識の強いウォルトですが、結果的に姉弟を助けたことから交流が始まり、

少しずつ心を開いていきます。

けれどスーとタオにモン族のチンピラがつきまとい・・・。

ストーリーのおおよそは、この設定から想像がつきます。

それに主人公が病気というお話は嫌いなので、ちょっと嫌な感じもしたのですが、

スー、タオはじめ、おばあちゃん、お母さんと登場人物が本当に魅力的で、飽きさせません。

随所にちりばめられたユーモアも、変わっていくウォルトの様子も

悲劇的な事件を予感させながら、物語は進みます。


やがて、この姉弟の人生を守るため、彼は・・・。



言葉を失う結末に、館内あちこちから嗚咽がもれました。


もちろん、私もウォルトの男気、真のやさしさにうたれましたが、


最も心に重くのしかかったのは

ウォルトの生涯ただひとつの「懺悔」でした。

彼は神に許しを請うたけれど、その声を届けることなく逝ってしまった・・・。

勝手に。

そんなのって・・・。

私が嗚咽したのはこの部分です。



「深い感動」だけでない「虚しさ」が重く残る

秀逸な作品だと思います。










posted by 店長 at 18:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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