2008年09月17日

香炉の飾り方2

前回はお客様からの、香炉の飾り方についてのお問い合わせについて考えましたが、
香炉はいつ頃から、飾られるようになったのでしょう。

「香」は仏教とともに日本に伝わりました。
仏前を清め、諸仏に祈願をこめる儀式としての供香(そなえこう)が
香のはじまりとされています。

当時の仏教は政治の中心でもあり、供香は天皇自らが焚香(ふんこう・香を焚くこと)を
行ったということです。

国の重要な儀式に使われるのですから、香炉も技術の粋をつくして作られました。
このころから香炉はただ香を焚く道具というだけでなく、芸術性、装飾性の高いもの
だったのだと思います。

仏前を荘厳する五つの法具(仏具)を「五具足(ごぐそく)」といいます。
これは(外側から)一対の花立と一対の燭台、中央に香炉です。
これを略した「三具足(みつぐそく)」は向って左から花立、香炉、燭台です。
(法事のときに、並べ方がわからなくて、困ったことがあります><)
日本の飾り、床飾りの基本はこの仏前荘厳からきているのだされています。

こんなことを考えるとなんだか堅苦しいですが、
仏前でなくても、床の間でなくても、美しい香炉を飾ることで、
少し、厳かな空気が生まれれば、いいかも、と思ってます。


参考文献

平凡社「日本のかおり」
淡交社「床の間の道具」

無断転載はお控下さい
posted by 店長 at 18:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 香炉屋新着情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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